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魚心あれば猫心 ~uo gokoro areba neko gokoro~

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ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ジュリー・クリスティ、ラダ・ミッチェル、ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア、ケリー・マクドナルド
2004年製作 ファンタジー・ヒューマンドラマ イギリス/アメリカ

お気に入り度 :5/6
お勧め出来る度:4/6

オフィシャルHP
Yahoo!映画


見ていて気になる(いやな)ところがほとんどなかった。
最初のころは、ケイトウィンスレットがあまり薄幸そうに見えない(ぽっちゃり系な)のと個人的に苦手なので、ラダミッチェルと逆の配役のほうがいいんじゃないかと思ったけど、後半に行くにつれてあまり気にならなくなった。病気メイクが自然でよかった。
ジョニーデップに関しては文句なしで、細かなしぐさの演技もよいです。
パイレーツは見たか見てないかも覚えてないほどだけど、この映画はデップの中ではかなりいいほうでは。
フレディハイモアもなかなかよい。ポストハーレイジョエルオスメントか?そういえば【チャーリーとチョコレート工場】にも出ていたっけか。

劇中劇ピーターパンの初演のシーンは、人魚姫だかそれこそピーターパンだかの劇に子供のころ何度か連れて行ってもらった時の感情を思い起こした。どこの劇場か、演目が何かも覚えていないが一度見に行って、もう一回分のチケットが有ったけど見てしまうのが勿体無くて、見に行くのを先延ばしにしたかったことを覚えてる。上演期限なんてものを知らない程度の子供のころ。

全体を通して恋愛や大人の感情にあまりフォーカスしなかったのは正解で、かといって劇作家の苦悩などを大きく扱わなかったのもよい。題名の通りネバーランドを常に意識した脚本がとてもよかったと思う。
後半シルヴィアデイビス(ケイトウィンスレット)のため家での演劇「ピーターパン」で、カーテンを開き「ネバーランド」を見せるシーン、ある意味そこへの伏線である子供たちとのインディアンごっこなどの描き方もうまいなーと思った。あの描写がなければネバーランドの着想の説明も不十分になるし、何よりラストの「ピーターパン」がただのファンタジーで無理やりな映画になってしまう。
そして、そこでデップがジュリークリスティーの手を引く演出など、細かなところまで神経が行ってて感心した。
映画としては、ショット、コスチュームが結構良く、音楽もかなりいい。と思ったら音楽はアカデミー作曲賞だそうだ。
“based on actual events”だがそれをここまで昇華させるとは、監督のマークフォースター、このドイツのスキンヘッド結構やるんじゃね?

そうそう、劇中劇のピーターパン役ケリーマクドナルドはハマッテたしとてもよかった。あの配役のピーターパンなら今でも見てみたい。ダスティンホフマンはクレジット見るまで気づかなかった(気付けょ)が、存在感があったのはさすが。

wikiをチラッと見たらジェームスバリー(デップ)の養子にしたマイケル(ピーターパンのモデル。劇中ではピーターとして登場)は二十歳で溺死したらしい。ん~ピーターパンは永遠に子供のままか・・・

まったく期待せずに見た久しぶりの正解作。

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