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魚心あれば猫心 ~uo gokoro areba neko gokoro~

 日本の猫はお魚大好き。
 Japanese Cat loves fresh fish.
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ハビエル・バルデム、ベレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス、クララ・セグラ、マベル・リベラ、セルソ・ブガーリョ、タマル・ノバス、ホアン・ダルマウ、フランセスク・ガリード
アレハンドロ・アメナーバル監督
2004年製作 ヒューマンドラマ スペイン

お気に入り度 :6/6
お勧め出来る度:6/6

オフィシャルHP
Yahoo!映画


文句無しに素晴らしい。
映像、音楽、空撮、サウンドデザイン、演技、演出、特殊メイク、もうハリウッドなんて目じゃないぜ(←そんな安っぽい事いうな。
関わる重要人物全ての感情表現もしっかり描かれており、完成度の高さは半端ない。
主題がとても重たいにもかかわらず、見終わった後にはすがすがしさすら感じた。
死生観を扱った映画なので、当然なのかもしれないが、これを見て後味の悪さや嫌悪感を感じる人が思いのほかいるようで驚いた。

しかし、正直何を書いていいのかよく解らない。
何を書いてもこの映画の前には全く無意味に感じる。

BSの録画を見たのだが、泣くことは出来なかった。
自分が主人公のような境遇を理解できる訳もないが、考え方(発想)がとても近くて、それ故、逆に言葉が印象に残ったりする事もなかった。
持論というか自分にとって、泣ける映画には、泣くための「装置」(仕掛け)が必要だと思っている。それはいわゆる「泣き所」の演出だが、あまりあざとくてもしらけるが、それなりに解り易くないといけない。そして、時として台詞はその装置としての役割を果たす。この映画では、台詞がすべてその役を担っていたと思う。自分の場合、それらの台詞は自分の考えに近くて泣く感動ではなく共感という感情になったようだ。
そして、自分は空の青さや美しいリバーブ、言葉の間のシビランスなどで訳も解らず涙したりする。なので、劇場で見ていたら間違いなく最後の海の空撮とエンドクレジットの音楽で泣いていただろう。

空撮とプッチーニのトゥーランドットが気持ちよかった。
エンドロールでのカルロス・ヌニェスのバグパイプの曲もいい。
アナログ2chの似非サラウンドで見たので、少しはまともな5.1chで見直さなければ。

手が動かなくなった人はもっと親指が掌の中へ食い込むんだよね。
足はつま先がピンと伸びてああいう風になるね。

日本では「自殺幇助」でないとしても「未必の故意」ですかね。

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