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魚心あれば猫心 ~uo gokoro areba neko gokoro~

 日本の猫はお魚大好き。
 Japanese Cat loves fresh fish.
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ジェイク・ギレンホール(コルター・スティーヴンス大尉)、ミシェル・モナハン(クリスティーナ・ウォーレン)、ヴェラ・ファーミガ(コリーン・グッドウィン大尉)、ジェフリー・ライト(ラトレッジ博士)、マイケル・アーデン(デレク・フロスト)、フレデリック・デ・グランプレ(ショーン・フェントレス)
監督:ダンカン・ジョーンズ
製作総指揮:ホーク・コッチ 、ジェブ・ブロディ 、ファブリス・ジャンフェルミ
音楽:クリス・ベーコン
脚本:ベン・リプリー
2011年製作 SF・サスペンス アメリカ/フランス

お気に入り度 :4/6
お勧め出来る度:4/6

オフィシャルHP
Yahoo!映画


個人的に好きな、SFの着想を使ったサスペンス物
ネタとして、死者の死ぬ前8分間の記憶を使えるという発想は面白いですね。
こういう自然科学的、現代科学的に実現可能性が微妙な仮説が、実現できたと仮定した時のお話としては、その仮説以外の部分はしっかりと自然の法を犯していない状態で無いと、単なる荒唐無稽、なんでもアリになってしまって、一気にファンタジーになってしまう。
そういう意味で、着想は面白いけど、死者の記憶を使えるのがミソのはずが、それ以上のことが仮想の中で可能になっていて、さらにパラレルワールドにまで発展するというのはやりすぎ感がぬぐえないです。
まぁ、物語の半分くらいのところでこれはパラレルワールド落ちだろうなぁ~、そっちに持って行きたいんだろうなぁ~とは思っていたけど。
この着想なら、列車爆発事件で死んだ何人もの人間の、死ぬ前8分間の記憶(目に映る映像)にのみアクセスできて(その人間のそれ以前の記憶、思想にはアクセスできない)、それをジェイクギレンホールがパズルのように組み立てることで犯人を特定するほうが、無理が無くてよかったかな~なんて。実は何度も犯人そのものの記憶(目に映る映像)を見ていて~とか、ありがちでバレバレなどんでん返し系の展開になりそうだけど・・・・
ラスト、ジェイクギレンホールが銀の(鏡の)球体に写るシーンは、ストーリー的には本当はフレデリック・デ・グランプレ(ショーン)が写るはずなんだろうけど、映る姿(顔)を小さくしか見せてないのは映像的な妥協か・・・もしくは映画の中で、もうショーン=ジェイクギレンホールでいいじゃないか、このままファンタジーで、的な意味か。
ミシェルモナハンが I wanna show you something とか何とか言った後、球体にパンするのと、ジェイクギレンホールがフレデリック・デ・グランプレ(ショーン)の記憶に入り込む時のシーンで、回数を重ねるにつれ球体がはっきりと出てくることから、ミシェルモナハンとフレデリック・デ・グランプレ(ショーン)は以前にあの球体をどこかで見ていて、その(死ぬ8分前よりも以前の)記憶が一瞬見えているって事なんだろうな。そのことからも、ジェイクギレンホール(スティーブンス大尉)が、ショーンにどんどんなって行っているって事なんだろうな。と、解釈しましたよ。と。

総じて、ジャンル的に好きなので悪く無かったです。
ジャケット・バタフライエフェクト・デジャヴよりは微妙かな。
SFではないがバンテージポイントも思い出しました。バンテージポイントよりは面白いね。ぜんぜん違うんだけどね。

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