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魚心あれば猫心 ~uo gokoro areba neko gokoro~

 日本の猫はお魚大好き。
 Japanese Cat loves fresh fish.
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岸部一徳、山内明、塩野谷正幸、七尾伶子、石井育代、橋本妙、田村廣
1993年製作  日本

お気に入り度 :3/6
お勧め出来る度:3/6

オフィシャル HP
Yahoo!映画


異様に時間をとり暗闇より明けてゆくオープニングから、動きのない病室に固定されたカメラによって、しばらく患者たちのやり取りが写し出されるで、その不自由さから10分もたたないうちに閉塞感と自由を奪われた感覚になり、もしかして最後までこのまま話が続くのか、こりゃすごい実験的だ、と思ったらそんなことはなくオムニバスのような4組の物語だった。
それでも、常に役者が居る場面ではカメラワークが一切ない定点観測の病室の風景なので、途中ではさまれる昭和後期のようなシーンが、回想なのか、何を示してるのかはいまいち解らなかったが、懐かしい感じで息抜きのようになっている。
たまに大根な感じがしつつおおむねリアリティのある演技に感心させられる、がしかし、重病で完全看護とはいえ、あそこまで付き添って看護するのはなかなかないと思うし、医師があれほど病室にいるのもあまりない気がする。
誰もが経験するはずなのに、なかなか死に方を自由に選べない、死に場所を選べないのは、日本人の死に正面から対峙しようとしない社会性からなのか、人種ではなく、人類が、社会がまだそこまで到達していないからなのか・・・
自分は死期を悟ったなら、できるだけ人々に気付かれないように跡形も残さず痛みだけをとって死んで生きたい。無理だろうけど・・・・

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